レーシックは両目に限ったことではないブログ:16年08月25日
息子のころ習っていたバレエ…
やめてからもずっと憧れていた。
むすめが3歳でバレエを始めると、レッスン日が楽しみになった。
観ているだけで幸せだったが、
通い始めて間もなくささやかな夢が芽生えた。
「わたくしも、もう一度バレエをやりたい」
でも、幼いむすこはどうする?
バレエなんて専業主婦にはぜいたく。
第一、体質が硬すぎるし、どうせわたくしなんか無理…
そんな言い訳で、込みあがる気持ちを閉じこめていた。
そうして数年が過ぎ、
むすこの入園が決まった時、わたくしの思いは一気に込みあがった。
このままやりたい事をあきらめて過ごすのは嫌だ!
自分の気持ちに正直になる決心をしたわたくしは、
むすめのバレエ教室の大人クラスに体験に行くことにした。
当日は、
いつもの教室に入るだけなのに緊張してドキドキ。
先生のいつもの笑顔にほっとし、周りを見まわす。
みんな何て体質が柔らかいんだろう…
本当にわたくしにできるのかしら?
お絵描きしながら待つむすこを気にしながらのレッスンだが、
わたくしは必死だった。
もちろん、夢見ていたバレリーナのようにはいかない。
あしは伸びず、上がらず、開かず…
息子のころはもう少し何とかなっていたはずだけど…
背中には奇妙な汗が滴るのを感じた。
レッスンが終わると、
あしはぱんぱん、体質はガチガチでへたり込んでしまった。
歳かな、情けない…と思いながらも
不思議と気持ちは軽かった。清々しかった。
一ヶ月に2回のペースで通うことに決めると、
わたくしは胸がわくわくした。
お鍋をかきまぜながらバーレッスン、
歯みがきしながら膝のスクワット、
テレビを観ながらストレッチ…
自然に体質が動き、背筋がすっと伸びるようになった。